甲賀組第一部法然上人二十五霊場

浄品寺
Jouhinji

本尊 阿彌陀如来
堂宇 本堂 瓦葺き 桁行8間 梁行6間

由緒 当寺は蓮薹山往生院浄品寺と号し、京都知恩院の末寺に属す。今より360余年前伴吉井上野入道の接待所なりしがその後僧善西留錫して弘法に力め天文22年8月15日に遷化す。ついで徳地正善此に隠居し天正8年死す。僧善正亦此に往復し寛永9年没す。翌10年僧林長普く浄財を求め新たに堂宇を建立し化道に尽くす。即ち当寺の中興開山なり。その後年を経て朽腐少なからずをもって修繕桑を加えること三回におよぶ現今の堂舎即ち是なり。近世華頂法親王江戸より帰京あらせられるるに当り夏秋の交降雨連日に及び横田川水溢れ舟楫の通すべきなし。依りて数日間淹留の縁由により菊花御紋章を賜りたれば爾後之れを紀念とし本寺の紋章に用ふ。爾後ご歴代の門主御下向の際は必ず休憩所に充てられる例となれり。

什宝
半鐘 正徳2年の銘あり
釣鐘 享保8癸丑歳9月吉日の銘あり
鉢 宝暦6丙子8月11日の銘あり
聲 文政5午年5月の銘あり

境内 596坪

蓮台山往生院と称し、京都知恩院の末寺である。1500年代中頃、伴吉井上野入道の接待所であったが、その後僧善西が引法につとめ、ついで徳地正善がここに隠居した。寛永10年(1633年)、僧林長が浄財を集めて堂宇を再建し中興開山となった。近世華頂法親王の帰京の折、横田川(野洲川)の出水に遭い足止めとなり当寺に数日間逗留され、この縁で菊花御紋章を賜った。その後歴代御門主下向の際は休憩所となっていた。

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No.2番
本霊場法然寺
寺院名浄品寺
所在地水口町泉488
連絡先電話番号0748-62-2854
FAX